竜沢 賢吾(2011年度 卒業)

株式会社博報堂アイ・スタジオ(デザイナー)

 

 

Q. 現在の職業と仕事内容を教えてください。

 

A. 私は現在Webデザイナーをしています。主な業務は、クライアント企業のWebサイト制作やデジタル施策の提案、Facebook運用、バナー制作などデジタルに関わることなら全てと多岐に渡ります。

デジタル業界はインターネットが登場してから爆速で変化し続けてきましたが、現在ではSNSを中心に人々のコミュニケーションのあり方も変えています。今後も3Dプリンターが一般化したり、ウェアラブルデバイスが登場したりと更なる飛躍が予想されます。そんな変化の激しい刺激的な業界に身を置きながら日々デジタルクリエイティブを考えています。

 

 

Q. 学生時代に印象に残っていることや力を入れて取り組んだことについて教えてください。

 

A. 大学4年間は本当にたくさんの時間がありました。その時間で私は、教育やデザインに関する勉強の他に、イベントのポスターやバンドのCDジャケットを作ったり、サッカーサークルに参加したり、友人と全国各地の美術館を巡ったり、好きなお笑い芸人の出待ちをしに東京まで行ったりと本当に自由な時間を過ごしました。そのときに自分の目で見て肌で感じたものは、血となり肉となっています。入学当初は教員志望であった私が、今の職業を選んだのもこのときの経験が大きく影響しています。

 

 

Q. 高校生にメッセージをお願いします。

 

A. 社会に出て強く感じることは、決まった正解はないということです。入社してから一度も、大学受験のように一問一答の問いはなかったです。常にその時々で状況は変化するし、その中で全員が納得できる正解を見つけることはとても難しいです。(というか、個人的にはそんなものはないと思っています。)そんな中で打開していくコツは、「自分がどう思い、何を感じ、どうしたいのか」をはっきりさせることです。自分なりの正解を示して、その理由も説明出来ることがとても重要です。

静岡大学での生活を通じ、私はそんな社会で求められる力を養うことが出来ました。だから、教員だけでなく一般企業も志望する高校生にも自信を持ってお勧めします。